グラフィックボード1枚で始める仮想通貨マイニング

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マイニング(採掘)と書くと難しく感じますが、要は自身の余ったPCリソースを提供する形なので、PCさえ有ればマイニングを始めることは可能です。勿論莫大な収益を上げようとすると余ったリソースどころかマイニング専用のリソースを作るマイナー(採掘者)が出てくるわけですが、ここではあくまで副業レベル、本業にプラスする収入を得ることを目的としているので高コストのマイニングPCを作ることは想定しています。

マイニング用にグラフィックボードを購入してみる

先程PCが有ればマイニング可能ということを書きました。しかしある程度まとまった収益を得る為に、どうしてもPCの性能が必要なことも事実です。そこで貴方のPCに一枚のグラフィックボードを追加することでマイニング性能を向上させ、より多くの収益を上げられるマシンにします。

どうしてグラフィックボードが必要なの?

仮想通貨のマイニングのアルゴリズムは現状グラフィックボード内のGPUに最適化されており、高性能なグラフィックボードが効率アップに直結します。逆にCPUの性能はそれほど必要ではなく、Celeronなど安価なCPUをとりあえず載せておくといった感じです。とりあえずハードウェア的な部分は、グラフィックボードが有ればマイニングによるビットコイン獲得を帯剣するには十分です。

おすすめはRadeon RX580

グラフィックボードにはGeForceとRadeonの2大勢力が有り、ゲーム用としてはGeForceがかなりのシェアを獲得しています。一方マイニングに関してはGeForceが強い通貨とRadeonが強い通貨が有り、ゲームほどGeForce一択という状況では有りません。 ここでは価格と性能、そして消費電力のバランスに優れるRadeon RX580を選びました。

なおマイニング用に必ずしもハイエンドなグラフィックボードが必要というわけではありません。というのもマイニングPCは24時間稼動させるため、パフォーマンスと消費電力のバランスが非常に重要です。ボード交換で性能を上げてもそれ以上に消費電力が上がってしまうと、利益を食ってしまうからです。これは消費電力を無視してでもパフォーマンスを上げたいゲーム用PCとは異なる発想なので注意が必要です。 その点から言うと、RX580はミドルクラスですが、消費電力が良く抑えられており、大半のデスクトップPCに増設することが可能です。価格も4万円ほどと初めてのグラフィックカードとして導入しやすいです。市場でも大変人気の有るカードなので、もしマイニングをやめる際も売却して費用を回収することができます。

2017年のマイニング向けグラフィックボードランキング