【2017年版】仮想通貨マイニングにおすすめなグラフィックボードランキング

マイニング用グラフィックボードランキング

2017年好調に値上がりするビットコイン相場。個人でもマイニングに挑戦したいと考えている方は多いのではないでしょうか。ここでは採掘性能の鍵を握るグラフィックボードをランキング形式でまとめてみました。

マイニングにはGPU性能が必要不可欠

ビットコインのマイニングは自身のPCリソースを演算処理に提供することで、代価としてビットコインを受け取る仕組みです。そのため、高度な処理を高速で行う為にPCのスペックが鍵となります。またビットコインはそれぞれ独自アルゴリズムを採用しており、この構造はCPUよりもむしろGPUに最適化されています。ですからGPUを複数枚組み合わせてでも高い性能を発揮しようとする人がいるほどです。

逆に一般的に重要とさせるCPUやHDDのスペックは相対的に重要視されず、その分より多くの予算をグラフィックボードに振り分ける傾向に有ります。

5位:Nvidia GTX 1080 Ti

GTX1080TiはPCゲーム用としても人気の有るカードで、Ethereumの採掘においても32Mh/sをマークする高性能カードです。ただし価格も1枚辺り10万円弱で推移しており、このランキングの中でも高価なカードです。消費電力も他より高く、RX Vega 56よりも割安で買える一考の価値が有ります。 またマイニングの盛んな海外ではZcashの採掘にGTX1080Tiが推奨されることが有ります。

4位:AMD Radeon RX Vega 56

AMD Radeon RX Vega 56は、今回選出したグラフィックボードの中でも突出して高価で、その分最高性能を誇る製品です。GTX1070を上回るパフォーマンスが魅力で、グラフィックボードにより高い採掘性能を求める方に適しています。ただしその時代のフラッグシップ級の高性能なグラフィックボードは消費電力も高いことは世の常で、このカードを多用することは消費電力との戦いとなるかもしれません。

3位:AMD RX 480

RX480は2位のRX580より一段古いグラフィックボードで、その分価格の安いグラフィックボードでした。ただマイニング用として人気が出たことで既に市場在庫は枯渇してきており、2017年12月現在ではRX580と差の無い価格で流通しています。8GBのGDDR5 RAMモデルでは低消費電力の割にパフォーマンスが高く、4GBモデルでは更に価格も下がる傾向に有ります。

2位:AMD Radeon RX 580 <良コスパ!>

AMDのグラフィックボードはNvidiaに比べてマイニングに適していると評価されることが多く、このRX580も一位のGTX1070に劣らない優れたカードです。実際の価格も一枚4万円ほどで価格のこなれた製品です。ハッシュレートにおいてはGTX1070に比べて一歩見劣りするところが有り、実際のパフォーマンスでも最高レベルのグラフィックボードに比べると妥協が必要ですが、消費電量も低く、マイニング用のGPUとして非常に人気のあるグラフィックボードです。

1位:Nvidia GeForce GTX 1070

Nvidia GTX1070は6万円程と今回のランキングの中では中間の価格帯ですが、消費電力と処理速度のバランスに優れたカードです。マイニング中はグラフィックボードがフル稼働するため、消費電力も無視できません。というのも極端に電力食いのカードはビットコインの採掘価格を消費電力が上回る可能性があるからです。GTX 1070はあまり電力を必要とせず約30mh/sの高ハッシュレートを管理することが出来ます。 GTX 1070も高価なグラフィックボードであることに変わり有りませんが、長期的なマイニングに使用した場合、比較的負担が少なく、かつコストを回収しやすいカードです。