仮想通貨取引所へのハッキング被害が話題になった2018年。今後も安心して資金を運用するためにも、この記事ではセキュリティを重要視する取引所をランキング分けしてみました。
1位:bitFlyer
bitFlyerはcoincheckの問題が顕在化した直後に自社セキュリティの詳細をいち早く公開しており、顧客資産の保護を重視している姿勢を鮮明にした取引所です。
仮想通貨の送金に複数の秘密鍵を必要とするマルチシグ、ネットワークから切り離された保管庫であるコールドウォレットは既に導入済みで、ハッキングされても資金が流出することを防いでいます。
取引所としても取扱銘柄の増加などサービスは成長傾向に有り、初めての取引所として推奨しやすいところです。
2位:GMOコイン
GMOコインもbitFlyer同様マルチシグとコールドウォレットの採用を公表しています。このコールドウォレットも、引き出す際は複数部署の承認が必要で容易に引き出せない仕組みが取られています。
またハッキングによるアカウントの乗っ取り、システムへの侵入には既に対策済みで、外部のセキュリティ専門家と連携を行っています。
個人的に上位2位の取引所の取り組み・信頼性は3位以下と比較しても一段高いと言えます。
3位:DMM Bitcoin
DMM Bitcoinは2018年に登場したばかりの新進気鋭の取引所で、リップルやネムなど人気のアルトコインを一カ所でカバーしているためメインの取引所として扱いやすいです。
セキュリティ対策としてはコールドウォレットの導入を主に挙げており、自社と顧客の仮想通貨は切り離されて保管されています。ただし資産の全額を保障しているわけではないのは注意が必要かも知れません。
4位:QUOINEX
QUOINEXは当初からセキュリティ重視の姿勢を謳ってきた取引所です。ただし取り扱う銘柄という点では上位の取引所に比べると若干寂しく、メインどころとして使うには少し物足りないかも知れません。ただしビットコインを安い手数料で売買するということなら必ずしも悪い選択肢では無いと思います。
5位:Zaif
Zaifはcoincheckほど大規模ではありませんが、2018年もハッキング報告が上がっており、今回のランキングは一段低いところにランクしました。取扱銘柄が豊富で、Zaif独自の魅力も有るのですが、Zaifを利用するなら資金を一極集中しないなどユーザー側でも対策を取っておく必要が有るかも知れません。
