HD598を受け継ぐHD598SRが登場。HD599との違いとか

HD598SRミドルクラスヘッドホンの定番機種だったHD598も、2016年には現行のHD599に進化しました。その一方、2017年にはAmazonにてHD598の後継機としてHD598SRが登場しています。どちらもHD598から派生し、しかも開放型のこのヘッドホン達は一体どこが違うのでしょうか?

構造・スペックは同等

まずHD598SRもHD599もゼンハイザーらしい大きい丸型のハウジングと厚いヘッドバンドを使用した同形状のヘッドホンです。開放型のため、ハウジングがメッシュに鳴っており、音楽再生中に音が篭らないです。周波数特性、歪み率も同等で、これはどちらもHD598というベースが有ることを考えると不思議なことでは有りません。 肌に直接触れる部分は厚めのクッションと布張りのイヤーパッドを採用したことで、どちらも優しいフィット感を有しています。ゼンハイザーのこの形状のヘッドホンは耳周りをすっぽりと覆う形で、頭の形に綺麗にフィットするのが特徴です。付け心地という点ではどちらも高い水準に有ります。

付属品の内容が少し異なる

HD598SRはHD599同様、3mケーブルと1.2mケーブルの2本が入っていますが、1.2mケーブルがマイク付きのリモコンケーブルになっている点が異なります。このケーブルはモバイル用に設計されており、外出先に持って行くなどこれまで家庭用に特化していたHD598をあらゆるところで使いやすいようにしています。

1万円安い高コストパフォーマンスヘッドホン

HD599が2万円半ば、それに対してHD598SRは17000円なのでこちらの方が数段安い価格設定になっています。HD598も価格以上に良い音の出るコストパフォーマンスに優れたヘッドホンでしたが、HD598SRはそれを引き継いだお得感の有る一台です。 低音に量感を持たせつつも、開放型らしく中高音のクリアーさを殺さない音作りで、この価格帯の定番モデルとして是非試して欲しいヘッドホンです。またこの価格なら気軽に試しやすいというのもポイントになっています。

カラーリングはプリンと呼ばれていたHD598のべーシュカラーと異なり、HD598SRはシックなブラックを採用して人を選ばないカラーになっています。Amazon向けに販売されていたHD598SEに比べるとややグレーに近い色味です。 ちなみにHD598SRはAmazon限定製品です。Amazon内でのお買い物にはAmazon Mastercardが2%のポイントバックが有り、更にお得です。

密閉型が好きな方にはHD598CS

開放型は篭り感が無く、音場も広いのですが、一方で構造上音漏れを回避できません。そういう方には密閉型のHD598CSがおすすめです。密閉型で音が漏れにくく、音楽にも集中しやすくなっています。 価格もHD598CSとHD598SRは同額なので、好みに合った方を選択できるという優しいラインナップになっています。

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