12月に入ってからのイーサリアムの価格上昇は著しく、55000円ほどで推移していた価格は一時80000円を超えました。その上昇の一因に、イーサリアムのネットワークを利用したCryptoKittiesというゲームの存在が挙げられています。
ひとまずチャートで確認
まずは直近のイーサリアムのチャートを見てみましょう。
12月前半を50000円台で過ごしたイーサリアムは10日以後に一気に上昇、80000円台に乗せ高値を更新しました。まぁ仮想通貨は何かのきっかけで値段が急上昇するから多少はね?
なおこれを書いている僕は55000円で割安感から少し買って70000円手前で全部売却してしまいました。しょうがねえなぁ…。
仮想猫のコレクションゲーム
次に本題のCryptoKittiesに移ります。CryptoKittiesはAxiomZenが開発した、ネットワーク上の仮想猫を収集するゲームです。動画で見たい方は一般外国人兄貴の作ったこれを見て、どうぞ。
プレイにはPCとChorome、それにChrome拡張機能のMetaMaskをインストールすることでイーサリアムの送信をより容易に行うことが出来ます。モバイルアプリ版は今開発中なのでもうちょっと待って欲しいとのこと。
またCryptoKittiesはイーサリアムを使った課金型ゲームになっており、そのおかげでイーサリアムの取引量が上昇、現在全取引量の20％近くがCryptoKitties関連で占められているそうです。
購入、交配でレア猫の誕生
プレイヤーはネットワーク上の猫を購入し、自分の好みの猫をコレクションすることが出来ます。この購入価格はまちまちで、0.05ETHの場合も有れば5ETHの場合も有ります。1ETHが80000円とすると、5ETHの価格はかなり高額です。
また2匹の猫を掛け合わせることで自分の猫が子供を作ります。背景色やヒゲ、体の模様などの遺伝情報を掛け合わせて、自分の理想の猫を追求することも可能です。
交配する都合、猫はそれぞれ世代で分けられており、交配を繰り返すと世代が増えていくことになります。より古い世代ほど希少性が高く、また仔猫を作りやすい特徴があります。
この交配システムは自分のネコをパートナーとしてネットワーク上に公開することもできるため、もし誰かが手持ちの猫を交配に使った場合は手数料としてイーサリアムが手元に入ってきます。
レア猫にはより高い販売価格が付く傾向があり、250EH(約2000万円)もの高値が付いたケースも有ります。また今後利用者が増えてくれば、猫をオークションにかけることで差益を得ることも可能になってくるかもしれません。
ゲーム会社としての収益モデルは？
先程書いた通り、販売される猫には世代が有り、15分ごとに生成される0世代猫の売値が収益として都度運営のAxiomZenに入ります。0世代の猫は交配上有利な特性を持っており、高額で売れやすい特徴を持っているため、ユーザー数の増加に比例して売値が増加し収益が伸びると考えられます。
また猫の売買と交配時には3.75%の手数料を課しており、こちらもユーザーが増え、相場が上昇する程ゲーム会社の収益が増える計算です。
