マイニングはPCで行うことが出来るので、当然パーツを組み合わせるマザーボードが必須アイテムです。またグラフィックボードを複数枚組み合わせる都合上、スロット数も重要なファクターとなってきます。ここではマイニングに適したマザーボードをランキング形式でまとめています。
5位:Biostar TB250-BTC
Biostarはマイニング用マザーボードを複数種類販売しており、TB250-BTCはそのエントリークラスに当たります。それでもPCIeスロットは6つ設けられており、最大6枚のグラフィックボードの接続が可能です。マイニング入門機としてのポテンシャルは十分でしょう。国内ユーザーのマイニング用に高い人気が有り、価格はあまり下がらない傾向に有りますが、それでも1万円弱で購入できる安価なマザーボードです。
このTB250-BTCはイーサリアムの推奨マザーボードにも選ばれており、正に定番製品と呼ぶに相応しい一枚です。
4位:MSI Z170A Gaming Pro Carbon
Z170AはGamingという名前の通り、ゲーム用PCとしても高いポテンシャルを持ったマザーボードです。マイニング用のマザーはメモリースロットが2本に簡易化されることが有りますが、これは4つのスロットが搭載されています。そのためマイニングPCとしてだけでなく、ゲームPCとしてこのマザーボードを使っても納得のいく性能を引き出すことが出来ます。マイニング用のマザーボードとして重要なグラフィックボードのスロットは7つ備え付けられています。
ただし多彩なスロットを含めたゲーム用の高機能さから、価格は20000円台で今回のランキングの中でも一際高めです。
3位:Biostar TB250-BTC Pro
TB250-BTC Proは5位のTB250-BTCの上位モデルで、シリーズのフラッグシップモデルです。なんと2倍の12枚のグラフィックボードを接続できる様に設計されています。実はTB250-BTCと大差ない価格で販売されており、いきなりフルスペックのマイニングPCを組みたいなら、思い切ってこちらを購入するのも有りです。 とはいえ、拡張性･価格の面で1位のH110 Proにやや遅れを取っており、ランキング的にはこの位置です。
2位:Gigabyte GA-H110-D3A <ベストコスパ!>
GA-H110-D3Aは6枚のグラフィックボードの接続が可能になっていて、拡張性そのものは今回のランキングの中でもそれほど目立つ存在では有りません。ただし価格が1万円ほどの安価なマザーボードで、ランキング内でも非常にコストパフォーマンスに優れた製品です。いきなり10枚以上のハイエンドグラフィックボードを揃えられる資金力の有る方も少ないと思いますし、一般ユーザーがマイニングPCをお得に組む際には強い味方です。 勿論マザーボードの製造販売で長い歴史の有るGIGABYTEですから、マイニングの高い負荷にも耐えられる耐久性もしっかり持たせています。メーカーが公式にマイニング対応を謳っているので心強い存在ですね。ゲーム用など他の用途にも使い回しやすく、マイニングから早期に撤退することになっても潰しが利きます。
1位:ASRock H110 Pro BTC+
これはもうパッケージのビットコインマークからしていかにもマイニングに使ってくれ!感の溢れたマザーボードです。スロット数もランキング中で最も多い13個で拡張性は抜群です。13枚のグラフィックボードと連動したハイパフォーマンスなシステムを構築したい国内外のユーザーに支持されています。
また一般的なPCケースではなく、拡張性重視で枠組みのみで作られたオープンフレームマイニングを構築しやすい様にマザーボード上に電源スイッチとリセットスイッチを設けているのもコアなユーザーに支持されている理由です。これはかなり人を選ぶシステムですが、今後本格的にマイニングを行っていきたい方には一考の価値が有ります。また大型のPCケースに比べると価格も安価ですし、冷却性能も高めやすいです。
