Coincheckから流出したネムに関してはネム財団やCoincheckが引き続き監視を続けています。しかしここに来て同じ日本の取引所であるZaifが資金洗浄に利用されているというニュースが出てきました。
Coincheckから流出したネムがZaifに流れ込んでいる
Coincheckから流出したネムはダークウェブ上で売買されていますが、マーキングが施されたことで盗品とわかるため、簡単には換金できない様になっています。しかし今回CoinPaymentsに一旦ネムを送金し、そこから更にZaifへ送金することでマーキングを解除し資金洗浄に利用しているものと推測されます。既に8億円以上がZaifに送金されており、Zaifを通じた資金洗浄は有効と判断されている様です。
Zaifは2月にも問題が起きたばかり
この問題について、まず一番悪いのはネムを盗難したハッカーと、それを換金しようとしているダークウェブのユーザーであるのは間違い有りません。ただしZaifは2月にも2000億円のビットコインの注文が入る状態になっていたりと、システム面のトラブルが起きたばかりです。Zaifの管理体制は脇が甘いのではないかと指摘する方もいますし、これが第2のCoincheck事件につながるのではと警戒する人もいます。
ユーザーのZaif離れも
先程のツイートの件は関係無いけど、色々と思う事もありzaifからは資金を抜いた…
— 響@個人トレーダー (@Whiskey_bonbon_) 2018年3月2日
今後安心使えるような環境になればわからんけど、、そんな時が来るのやら…
で、社長は静かだけど、何処いったんやろね(T . T)
ここの所立て続けに悪い方向のニュースが出たことも有り、Zaifを離れるユーザーもチラホラ現れているようです。Coincheckの件でユーザーもピリピリしているので、怪しいと判断すれば撤退できる内に撤退したいというのが本音でしょう。社長のTwitterアカウントが鍵付になるなど、最近Zaifの周りで少し不穏な動きも出ています。
とはいえ簡単にZaifを抜けられない事情も
Zaifが危ない!と思っても簡単にZaifから撤退できないユーザーもいます。Zaifの取扱い銘柄は他とはかなり毛色が異なり、Coincheck以上に代替が困難だからです。特にCOMSA関連のトークンを買っている方や、Zaifトークンを買っている方は他の取引所に切り替えるのは難しいでしょう。
各取引所で取扱っている仮想通貨はこちらでまとめましたが、今の所Zaifトークンなど特殊な物を除けばDMM Bitcoinで全て揃えることが出来ます。なのでひとまずZaifから資金を撤退させたい方はDMM Bitcoinを選択するのが良いのではないでしょうか。